ボウリング用語集
2008.10.27 ボウリング用語集 - Bowling Terminology
(このコンテンツは、米900Global社の技術情報ホームページより抜粋・翻訳したものです。[06/02/2008 Bowling Terminology])
- アルマジロ(Armadillo)
- ボウラーのPAP(ポジティブアクシスポイント)を測るための透明なプラスチックのツール。このツールには、線がいくつも引いてあり、これらの線をボウラーの第1トラックと合わせて、PAPを場所を測ります。
- アクシスローテーション(Axis Rotation)
- (例:0度, 45度, 90度など) これは、最初にボールが回転するとき、レーンに対してどういった角度で回転するかを表す数字です。回転し初めのた時の回転軸とファウルラインの間の角度を測った数字です。0度のアクシスローテーションは、前方向の回転になります。ボールの回転はレーンに向かってまっすぐ前を向く形になります(フォワードロール)。ボールはあまりフックせず、早めにロールアウトします。従って、このスタイルで投げるボウラーのボールは、ボールを先へ運ぶようなドリルレイアウトが必要です。90度のアクシスローテーションは、横方向の回転(サイドロール)になります。最初に投げた方向と回転の方向が直角の向きになります。この回転は、ボールを最初の方向から90度の角度で曲げようとします。最もボールのフックポテンシャルが高くなります。このスタイルは、ボールをより遠くまでスキッドさせて、大きく曲げようとします。このスタイルで投げるボウラーには、アクシスウェイトもしくはピンを彼らのアクシスに近づけるようにドリルして、ボールのフックを早めることが必要です。(図1:参照)
- アクシスチルト(Axis Tilt)
- (例: スピナー vs. フルローラー)これは、水平面に対する最初の回転軸の角度を表す数字です。フルローラー、もしくはハイトラックスタイルのボウラーはアクシスチルトがほとんどありません。最初の回転軸が、レーンとほぼ水平になります。1回転で、ボールの円周いっぱいのところで回転します。スピナーの場合は、アクシスチルトがレーンから大分傾きます。ボールのトラックが親指やフィンガーから離れた場所に付きます。1回転したとき、他のボウラーに比べ大分小さな直径のトラックになります。スピナースタイルは、ボールがフックするまでは、レーンの先の方までボールが走ります。 (図2:参照)
- アクシスウェイト(Axis weight)
- アクシスウェイトは、トラックフレアを小さくまたはほぼ無しに抑え、ほとんどバックエンドで動かさずにボールを早めにロールさせるドリルレイアウトのことを指します。アクシスウェイトは、ピンの位置をボウラーのPAP近くにします。コアは最初の回転軸と平行にします。このレイアウトでは、コアが安定した位置になります。ボールははじめに、コアが一番安定する最小RG軸で回転します。従って、この軸で回転を続けあまりフレアさせません。バックエンドリアクションも抑えられます。ボールが低いRG軸で回転しているので、ボウラーにとっては転がしやすく、早めにロールさせることができます。
- バックエンド(Backend)
- このピンデッキに近いレーンのエリアを指す。レーン後部から約20~25フィート。このエリアはオイルが無いエリアになります。ボウリングのゲームが進むと、このエリアにオイルが伸びることで、“バックエンドが無い”状態になります。逆に“バックエンドが強い”というのは、最後の20フィートでボールが良くフックする状態を言います。
- バランスホール(Balance Hole)
- (もしくはウェイトホール) この追加の穴は、USBCで設定されている重さの基準に合わせるためのものです。USBCで許されている直径の限界は1 1/4インチまでで、PBAでは 1 3/8 インチです。
- ブレイクポイント(Break point)
- ボールの軌道上で、ガターに一番近い位置を指します。低RGボールはブレイクポイントが手前になり、高RGボールはブレイクポイントが奥になります。
- キャッツ(CATS™)
- コンピューターエイドトラッキングシステム(Computer Aided Tracking System™)の略。レーン上のボールの動きを計測する機械です。レーン上のボールの位置、角度、スピード、摩擦を測ります。
- CG(Center of gravity)
- ボールの中で一番重い部分(重心)を指します。ボールの表面に記されています。本来のCGはボールの中心から百分の数インチ程度の位置にありますが、ボールの中心からCGを通って描かれたラインの延長がボールの表面にあるCGマークで記されています。この予め設定された不均衡が、ボールの動きに影響を与えます。不均衡は、その方向へとボールを曲げようとします。900 Global の対称コアボールは、このCGマークが点で記されており、その上に900Globalのロゴがのっています。非対称コアのボールの場合、同じようにCGマークが点で記されていますが、さらに二重丸でその点を囲んでいます。
- クリスマスツリーコンディション(Christmas Tree Condition)
- これはオイリングパターンの一つです。レーンの上にクリスマスツリーが横たわっているようなパターンです。ファウルラインで、ガターかとガターを結ぶようにオイルが敷かれ、レーンの中央(ファイルラインから約36~40フィート)でオイルが終わるまで徐々にオイルを減らします。ファイルラインで左右の端までオイルを敷き、外側のオイルを薄くすることで、ボウラーがどの位置からでも投球できることを目的に作られたパターンです。
- ディフェレンシャルRG(Differential RG)
- ボールの最小と最大RGの差。この数字はフレアポテンシャルを決定します。許されている最大のディフェレンシャルRGは0.080インチです。ディフェレンシャルRGが高ければ高いほど、フレアポテンシャルも上がります。トラックフレアはボールとレーンの摩擦を増加します。
- デュロメーター(Durometer)
- ボールの硬度を測る計器です。USBCでは、ボールの硬度がデュロメーターDの数値で最低72でなければならないとしています。PBAでは最低硬度を75としています。
- フルローラー(Full roller)
- フィンガーとサムホールの間にトラックが付くボウラースタイルのことを指します。
- ヘッド(Heads)
- レーンの手前部分を指します。また、材料がその部分から採取されていることからレーンのメープル部分のパネルを指すこともあります。
- ハイRGドリリング(High RG Drilling)
- これはピンの位置を、PAPに対して約90度(もしくはPAPから6~63/4インチ)にするドリルパターンです。 このように呼ばれる理由は、ボウラーの手から離れる際に一番RGの高いアクシス方向で回転するからです。その結果、ボールはフックするまでかなり長めにスキッドします。ピンの位置は、おそらくボウラーのトラック近くになります。
- フックアウト(Hook out)
- これは、ボールのフックが終わってボールが真っ直ぐと転がり始める状態のことです。ボールパスのステージは、スキッド・フク・ロールで表現されます。ボールがオイルの上をスキッドし、バックエンドのドライエリアでフックすると、次第にロールするだけの動きに移行します。これがフックアウトと呼ばれるもので、以前はロールアウトとも呼ばれていました。
- レベレージドリリング
- 最大のトラックフレアを作るドリルパターンです。ピンとCGをボウラーのPAPから 3 3/8インチにし、コアをアクシスに対して45度の角度にします。これはダイナミックコアにとっては、不安定なポジションになります。コアはこの角度から戻ろうとしますので、トラックフレアが発生します。トラックフレアはボールとレーンの摩擦を増やし、早めにボールをロールさせるように働きます。ボウラーのスタイルにもよりますが、摩擦が増えるとブレイクポイントでのターンの鋭さが増します(特に低回転数のボウラー)、もしくはその他のボウラー(特に高回転数のボウラー)の場合、オイル上で著しく減速してしまいます。この場合、ボールのオイル上でボールのエネルギーを使い切ってしまい、結果ボールが曲がらなくなり、ブレイクポイントでもキレがなくなります。
- マイカ[雲母](Mica)
- 技術的には、岩石物質。パールカラーにするためにボールの素材に混ぜられます。パール系のボールは、通常より遠くまでスキッドしたあとに、スナップ(急激に曲がる)します。いくつかの新タイプ(サイズ)のマイカ[雲母]が、ボールのパフォーマンスを変えるために加えられています。他にも、早めにロールさせたりブレイクポイントでのアーク(弧)を強めたりするために使われる場合もあります。
- ミッドライン(Mid line)
- これはドリルシートで使われる用語です。グリップセンターに対し、直角に交わる横のラインがミッドラインです。
- ミッドプレーン(Mid plane)
- これはドリルシートで使われる用語です。バーチカルラインとも言います。PAPを通る縦のラインを言います。
- 慣性モーメント(Moment of inertia)
- 定義によれば、回転モーションに抵抗する力のことです。数学的には、質量×距離の二乗で求められることになっています。回転ポイントから質量が遠ければ遠いほど、より強く回転(もしくは遅く)します。ボールリアクションに与える影響ということでは、RG と互いに置き換えることができる。
- ピンイン(Pin in)
- ピンとCGが1インチ以内のボールのことをさします。
- ピンアウト(Pin out)
- これは、ピンとCGが2インチ以上離れているボールをさします。
- ポジティブアクシスポイント(Positive axis point or PAP)
- ボウラーがリリースする際の最初の回転軸のポイントをさします。ボウラーのスタイルは、この場所で決まります。ミッドラインに沿ったグリップセンターからの距離と、ミッドプレーン(バーチカルアクシスライン)上でミッドラインからどれくらい上にあるかで測ります。
- クォータースケール(Quarter scale)
- ボールにレイアウトを施す際のツールです。ボールの1/4ほどを覆う、インチの目盛りがついた定規。スパンを測ってボールに印すための道具です。
- RG(Radius of gyration)
- これはボールの効果的な重量配分を示すものです。ボールの慣性モーメントに影響します。ボールの回転モーションに対する抵抗を示します。慣性モーメントの平方根を重量で割って出た値に相当します。RGが高ければ高いほど、重量がシェルの近く、外側へと移動し、ボールが回転(スピン)しづらくします。これはレーンの奥の方までフックを遅らせます。低RGの場合、重量がボールの中心近くになります。これは、ボールを回転しやすくし、ブレイクポイントもしくはフッキングモーションを早めます。
- リバースブロック(Reverse Block)
- 中間より外側の板目により多くのオイルが塗られているレーンコンディションをさします。これは低スコアコンディションになります。厚くオイルが塗られている外側でボールがフックしませんし、中間の板目では薄いオイルのため、ボールがフックし過ぎてしまいます。
- スピナー(Spinner)
- このボウリングスタイルは、ボウラーがどのようにリリースするかをさしています。リリースの際、ボウラーの手首がボールの上部で回転し、レーンの手前と同じようにスピンしながらレーンを進みます。アクシスは大きく傾き、トラックは小さく、グリップホールからも離れています。このスタイルは、ボールがフックする前にできるだけボールを奥へ進めるのに役立ちます。
- トップハット(Top Hat)
- ウォールドコンディションを参照
- “チューブ”ショット("Tube" Shot)
- 一部の板目だけに薄いオイルが塗られ、それ以外はガターからガターまでたっぷりオイルが塗られているレーンコンディション。このコンディションを攻略する最善の方法は、この限られたドライエリア、もしくは“チューブ”に向けてボールを投げることです。このレーンの場合、全てのボウラーがレーンの同じエリアに向けて投げることになります。
- トラックフレア(Track flare)
- ボールのディフェレンシャルRG(Differential RG)によって起こる、ボールトラックの動き。ディフェレンシャルRG を参照。
- バーチカルアクシスライン(Vertical axis line)
- ミッドプレーンを参照。
- ウォールドコンディション(Walled condition)
- “トップハット”もしくは“ブロックレーン”と呼ばれる場合もあります。これはハイスコアレーンです。レーンの両サイド、外側の板目(外側約10枚目まで)のオイルが薄くなっています。そして急激にレーン中央のオイル量を増やします。このオイル量の大きな変化が“ウォール(壁)”もしくは“トップハット”オイルパターンと呼ばれています。外側のドライな板の上ではボールがよくフックし、レーン中央のオイルが豊富なエリアではあまりフックしません。ボールが“ウォール(壁)”に沿ってストライクポケットまで進むため、ミスショットをしてもストライクポケットにボールが運ばれることになります。


